自然電力株式会社が公表した事業規模を図にしてみました。
文字と数字だけだと掴みにくいですが、こうしてみるといかに大規模なのかがよく分かります。
排出される大量の土砂は、事業予定区域の谷や沢を埋め立てる事で処理されます。
そして大量のコンクリートを流し込み、予定では20メートルを超えるパイル(杭)を一基あたり8本も打ち込むそうです。
実は事業予定区域の直ぐ側には、隣接する複数の自治会の水道水源が多数存在しています。それは湧き水だったり、沢の水だったりします。私たちの自治会の水源は、事業予定区域の東側がら湧き出ている地下水です。
大量の土砂や打ち込まれるパイルが、水道水源に影響を与えない保証はどこにもありません。
しかし環境影響評価方法書で示された水環境の調査では、最も重要なこれらの水源についての調査が何故か選ばれていませんでした。
どうしてこのような事になってしまったのでしょうか?
私たちの生活にとって最も大切なものの一つである、水環境への影響を調べない調査では意味がありません。
前回の投稿(2018年4月30日)でも書きましたが、自然電力株式会社は、私たちに事前の聴き取り調査を行うことなく事業計画をたちあげました。
山に囲まれた私たちのような集落では、生活環境が都市部とは全く異なります。
繊細で複雑な自然環境を理解しようとせずに、このような大規模な事業を進めようとする事業者を、どうして信用出来るでしょうか?
次回の投稿では、今回の事業の経緯についてまとめてみたいと思います。
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